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2014年1月22日水曜日

手造りわいん さちこ

大阪出身なのに、 大阪がブドウの一大産地だということを知らなんだ。昭和初期にはブドウの生産量、収穫量ともに全国1位だったらしい。今でも、ブドウ生産量は全国7位、デラウェアは全国3位です。(ちなみに日本では、生産されるブドウのほとんどが生食用。ブドウといえばワイン用であるヨーロッパとは逆です。)

ワイナリーも昔はたくさんあったそうですが、今は1ケタ。そこで、大阪のワイン文化を背負う大阪ワイナリー協会もできました。たこシャン (たこ焼きにあうスパークリング。ホンマにおいしい!) で有名なカタシモワインの名もありますね。カタシモワインは明治時代からの由緒あるワイナリーです。

今回は、その中でも強烈な個性で名を馳せる、仲村わいん工房の白ワインを。
手元にある超名著「日本ワインガイド」(鹿取みゆき著) によると、仲村わいん工房の原料はすべて羽曳野市飛鳥産の自分とこで作ったブドウ100%で、日本で最も歴史の長い「ドメーヌ」なのだそう。



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手造りわいん さちこ
産地: 日本、大阪府
生産者: 仲村わいん工房
ヴィンテージ: NV (書いてないので不明)
品種: 甲州 60%、デラウェア 30%、リースリング 10%
アルコール度数: 13%
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個性的という前知識はあったわけですが.....。

香り。セパージュでは甲州が60%っていうけど、えーー、どっから?みたいなトロピカルな香り。ほんのり青味が残るパッションフルーツ、そして白い花。
とにかく、何これすごい。
ヴィオニエ大好物の私としては、この白い花の香りとまったり感がたまらない。ブラインドだと、ド素人の私だったらヴィオニエって言うわ。
これで樽熟成なしってマジですか。しかも、価格は2000円前後ですよ。

さちこって誰やねんって、想像はつくけど、もちろん奥様のお名前です。奥様もきっと、このワインみたいに、可憐で、華やかで、セクシーで、上品な女性なのでしょう。

そしてもちろん、ご主人渾身の「がんこおやじの手造りわいん」も買ってある。むふふふふ。
夫婦のツーショットと言っていいのでは。


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